目指すのは楽しく生きる、カッコいいひと

仕事、私生活、趣味、恋愛、目標、悩み・・・
いろいろなことを抱えながらも、前向きに生きる女性たちのインタビューです。
 
業界や職種に限らず、全ての“働く女性たち”が、前を向いて進めますように。
これを読むあなたにもエールを送ります。
 

 
今回のインタビューは、山崎瑠璃さんです。山崎さんは母に憧れ板金業界に飛び込み、今では板金技術を活かした自社製品開発などを行う企画営業部でリーダーとして活躍されています。
襟元にあるのは会社のロゴをあしらったバッジです。
襟元にあるのは会社のロゴをあしらったバッジです。
 

バリバリ働くカッコいい女性・・・それってお母さんじゃん!

 
はじめは家業に入るつもりは全くなく、考えたこともありませんでした。かといって、20歳くらいの頃にこの先どんな会社で働きたいだろうと考えてみても、当時はあまりピンと来なかったんです。ただ、私の中で“いつか結婚して専業主婦になる”というのはあまり想像ができなかったんです。そのスタイルはきっと自分には合ってないだろうなと
 
その時に、職種はともかく自分に合った働き方やスタイルは何だろうと考えるようになり、私は女性でもバリバリ働きたいし、いつか女性たちを引っ張っていく存在になりたいと思いました。誰かそんなお手本になる人はいないかなと考えたら、あれ?近くにいるじゃん」と母が思い浮かびました。それがきっかけで家業や母の仕事を意識するようになり、しっかりと自立して働いている、憧れの母の元で働きたいという思いが生まれました。
 
髪をまとめているのは「かんざし」。瑠璃さん率いる企画営業部が開発した自社製品です。シンプルなので普段使いにもぴったりな商品です。(他にもたくさん種類があります。ブランドサイトはこちら。)
髪をまとめているのは「かんざし」。瑠璃さん率いる企画営業部が開発した自社製品です。シンプルなので普段使いにもぴったりな商品です。(他にもたくさん種類があります。ブランドサイトはこちら。)

2回断られても諦めなかった ものづくりの道

 
意を決して母に入社したいと伝えたのですが、実は2回断られているんです(笑) 最初はびっくりしましたがダメな理由を聞いたら、「製造業で女性が働くことは、あなたが思っているほど甘くないよ」と言われました。詳しく話を聞くと、母自身が女性で板金屋のトップとして、時にはつらい思いをしながらやってきたことを教えてくれました。それまでそんな姿は見たことなかったので、母が抱えていたものの大きさをその時初めて知ったんです。
それでも入りたい気持ちは変わらなかったので、再びお願いしにいくと3回目で「そこまで言うなら、板金の学校に行ってみなさい」と言われ、神奈川県にある板金スクールに半年間通いました。
 
半年間という短い期間でしたが、初めて機械に触れることができてすごく面白かったです。自分で図面を書いたものが、機械を通すことで綺麗な形になって出てきたのを見た時は嬉しくなりました。あと、これは偶然ですが、同じコースを受講していた人たちの中に経営者の息子さんや、将来会社を任される立場の方が多かったんです。境遇が似ていることもあり、通っていたのは10年前ですが今でも付き合いがありますね。
 

究極のリフレッシュはひとりになること

 
家から一歩も出ない日をたまに作って息抜きしています。人と関わることももちろん好きなのですが、そればかりではどうしても疲れてしまうことがあります。今日は家にこもるぞ!と決めて、ひとりで映画を見たり、本を読んだりして過ごしています。
 
結局、楽しくするのもしないのも自分次第だなと思っているので、自分の機嫌は自分で取るように心がけています。でも、1人になる時間は好きだし大事ですが、そういう私を受け入れて大事に思ってくれている家族にすごく感謝しています。家族が居場所を作ってくれているから、そのおかげで好きな仕事ができています。
 
静岡は「サッカー王国」と呼ばれるほどサッカーが盛んな地域だそうです。
静岡は「サッカー王国」と呼ばれるほどサッカーが盛んな地域だそうです。

静岡はサッカーが盛ん子供の頃からいつも身近だった

 
大の清水エスパルスファンです。清水はサッカーが身近で、生まれも育ちも静岡県清水市の私の感覚だとサッカー観戦をするのは日常的なことなんです。静岡県にはIAIスタジアム日本平という大きなスタジアムもあり、友達とユニフォームを着て観戦が楽しいです!
 

カッコいいおばあさんになりたい

 
私が思うカッコいい人は、ずっと楽しんでいる人です。
 
何歳になってもどんなことでも楽しんでいる人って素敵だなと思います。プライベートだけではなく、仕事も楽しい方が良いと思っているので、どんなことでも楽しみながら、将来はカッコいいおばあさんになりたいです。