わたしは放課後、溶接でピアスをつくる
会社の設備を活用し、好きなものを作っていいという「放課後工房」。山形県にある、みよし工業有限会社の取り組みです。社員は会社にある溶接機や裁断機を使い、愛車(バイク)のマフラーや、自宅のリフォームに合わせてテーブルの天板などを作っています。
今回は、社員の「つくってみたい!」が実現できる社風に惹かれ入社した鏡 凪沙さんと、自社製品開発の舵を取る斎藤 いくみさんにお話を伺いました。
ーー鏡さんは、みよし工業に入社して現在2年目とのことですが、入社のきっかけを教えてください。
鏡さん:大学卒業にあたって就職活動をしている時に、ある合同企業説明会でみよし工業を見つけました。話を聞くと「放課後工房」という活動があることを知り、興味を持ちました。
ーー放課後工房とはどんな活動ですか?
鏡さん:やるべき仕事が終わった時や定時後など、会社の機械を自由に使って自分のものづくりに取り組むことができるという活動です。私は溶接でピアスを作ってみたくて興味を持ちました。
斎藤さん:これは、ここで働きたいと思ってもらえる会社にしたいという思いから、社長が考案した取り組みなんです。
どこでもいいから働きたいではなく、みよし工業で働きたいと思ってもらうために、魅力的な会社にならなければいけないと思いました。そのためには会社の環境や姿勢を変える必要があると感じたんです。
ーー実際に、溶接でピアスを作っているとお伺いしました。
鏡さん:はい。自社製品として販売もしています。B2C向けの製品を作ること自体も楽しいですし、商品を作りながら溶接の技術を学ぶことも多いですね。
ーーオリジナルアクセサリーもこだわりを教えてください!
斎藤さん:オールチタン製で、金属アレルギーの方でも安心して身に付けていただけるところです。チタンの溶接は難しいのですが、本業で培ってきた技術を活かしています。
会社の設備を使って、自分の好きなものづくりができたら・・・!
好きなものづくりを、本格的な機械で作っちゃうなんて、夢のある話です。ピアスの他にも、バングルやイヤーカフもあります!
もっと話を聞きたいというかたは、こちらからロングインタビューをご覧ください。
みよし工業のピアスが欲しいという方は、オンラインショップへどうぞ。